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wander&澁澤&音楽鍋

今年の七夕は、鎌倉・長谷の築70年のおばあちゃんの家、ワンダーキッチンで、ソロで演奏して過ごしました。七夕って毎年晴れることはあまりないそうですが、今年は、珍しく雨ではなく、晴れてました。前回来た時は、確かお部屋の中に、手つくりの素敵な舟がありましたが、今回は、手つくりの素敵な家具や織物で満たされていていました。子供の頃、よくめんどうをみてくれていた、老夫婦の家のことを思い出しました。庭から玄関に向かうまで、竹や、ササノハが一杯あって、風にゆれていた音、緑色が今も耳と目に残ってます。おじいさんの書斎には、パイプがあったのと、銀行でもらったみたいなかわいいキャラクターの貯金箱が一杯あったのを覚えています。昔は世話を焼いてくれる、おじいさんおばあさんが近所にいて、子供は幸せでした。

と、脱線しましたが、ワンダーキッチンから海はすぐそば、これから海の季節、ますますオススメスポットです。

短い時間でしたが、あくる日のぶらぶらな散策が楽しかった。江ノ電はほっとする。鎌倉まで行き、余力があれば、以前八幡宮の裏手に住んでいたのもあって、八幡宮には行きたい、と思いましたが、日曜は人がたくさんなので、今回は断念して、ヴィヴモンディモンシュというボサノバ系のカフェに行って、久々フェイジョアーダを食べ、西口の御成町商店街に最近できたみたいな穴場カフェで、手つくりのチーズケーキを食べ、食い倒れたあとは、由比ガ浜のお気に入りスポット、文学館に行った。澁澤龍彦展が企画展だった。鎌倉にすんでいた作家は案外多いけど、澁澤さんもまた鎌倉を愛した作家だったのだなあ。明るい退廃な匂い、たんぽぽが花の中で一番好きとか、さかさまつげだったとか、部屋の感じも澁澤さんそのもの、際立った個性の作家で、興味が沸きました。

常設展も来るたび見ちゃうのですが、堀口大學が、”詩人とはひとりぢっと在ることだ”って、いう言葉を残しているのを見て、ボサノバで一番くらいに大好き~な(世界で一番くらい大好き~な)マルコスヴァリのPreciso aprender a ser so (一人でいることを学ばなくちゃ)という歌を思い出しました。

ここは、屋内もいいけれど、ベランダから一望できる由比ガ浜も、バラ園も、裸足になりたくなるような緑の芝生も、玄関のトンネルもほんとに素敵です。

そのあとは、今年は少し健康的に黒く焼けたいな、なんて思いつつ、帽子もかぶらず歩き、ワンダーの店主さんオススメのあじさいスポット、長谷の御霊神社に行きました。アジサイありました。線路際にさりげなく咲いているアジサイも素敵だ~。

そして、夕方は江ノ電から海を眺めつつ、藤沢に向かいました。”トリコロール”というユニットでFMラジオ出演させていただきました。藤沢のレディオ湘南の”ざいつきげんの音楽鍋”という番組でした。生放送で生演奏、生トークでしたが、意外にもあっというまの時間でした。自分には初めての体験だったので、初心に戻して頂いたような気持ちでした。有難うございました!!!江ノ電ラインに住んでいるサーファーのお友達が、ガラス張りのスタジオの外で見守ってくれて、なんだか心強い気持ちがしました。

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