歯が痛いのを忘れる。

私のかつてのギターの先生、伊勢昌之さんが言っていた事を時々思い出す。

演奏に集中すると、歯が痛いのも忘れることがあるって。

そういうのほんとにあるんだなって、最近時々感じることがある。

伊勢さんは、痛みを忘れるほどの集中、異常なまでの打ち込む気持ちや勇気を持って、突き進んで行った。

彼のレッスンは、昼間行くと夕方になっていることが多く、亡くなる最後の弟子にしてもらい、かわいがってもらった。

ぎりぎりまで、一音一音、魂込めて歌っていたギターだった。

時々、というか音楽再始動してから特にいつもそばにいて励ましてくれているような気がする。

厳しいお方だったから、センスのないやつとは一緒に演るな、とか手厳しいアドバイスも受けたりした。

今でも、怒られたり、励まされたりしながら、ギター弾いてる。