ハングリー。
大先輩音楽家からこのごろの人は、プロになりたいって言う人も、ハングリー精神がない。っていうお言葉を聞く。
確かに今は、教材でも、音源でも、楽器でも、録音機械でもなんでもそろっている。
私の学生時代とも全然違う。私の学生時代は、、、小野リサさんがDJをしていたFM番組を熱心に聴いて、カセットに録音していたのだけど、それらはいまだにとってある。
全身がこっていてしょがない今、久々それを取り出し聴いて見た。気持ちがよい。カセットで聴くのもなんか今となってはやさしくレトロでよいかもだ。
ブラジル音楽をききはじめた頃、ボサノバスタンダード以外何をきいたらよいかわからなくて、リサさんの番組や中原仁さんのサウージサウダージなんかを夢中できいていたあの頃の気持ち。初心忘れべからず。。この歌手は誰?って名前や歌の曲名を知っただけで、喜びを感じていた。
気分がよくなる歌や演奏をやっぱりしなくては、聴かなくてはと感じる。このテープにはたくさんその当時大好きだったのが入っている。今もかわらず好きなことに気づかされる。
Peri Ribeiroペリー・ヒベイロという男性歌手の歌うスタンダード、英語のVoceも気分よい。世界ではじめてイパネマの娘を歌った歌手。声も歌唱も大好き。このひとはブラジルのフランクシナトラみたいに上手だと思う。Astrudも大好き。貞夫さんとトッキーニョのDUO。Emilio Santiago.Tania Mariaを知ったのもラジオ番組。しかしうまいとか下手とかより、やっぱりいかに気持ちがよくなるか、これが最後の感覚かと初心に戻らせていただきました。(ρ_;)
ハングリーという言葉はそういえば最近ついぞ聞かない言葉かもしれない。私は飢えていた。ブラジル音楽みたいなタッチに飢えていた。緊張しがちな自分、リラックスすること、自分が飢えていた欠けていたハングリーな感覚といえばそういうことだったのかって感じる。
日本人はボサノバ好きな国民らしい。普段の生活がストレスとか緊張を強いられる事多いかもだすからかいな。
金曜におあいしたブラジルを描く画家さんが言っていた、ブラジル人はそのときの気分だって、 昨日の口約束なんてあてにならない、明日のことなんか誰も気にしちゃ居ない。
日本人は人の目を気にしすぎるから病気になるって。ほんとだ。病気にならない程度の身勝手さがほしいとこだ。
画家さん、さらに重要なことをおしゃっていたな。。日本のサラリーマンは、会社に全てを求めるからうまくいかないって。1.人間関係2.いきがい3.お金etc..やっぱりあれもこれもはいかないわ。
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