最近読んだ本で、この本が特に響きました。副題が、”これから大人になる君たちへ” ですが、大人の私もストレートに励まされました。響く文が沢山あって、そのままメモしました。
"It"と呼ばれた子 これから大人になる君たちへ
デイヴ・ベルザー著 佐竹史子訳 2005年6月30日発行
母親からひどい虐待を受けた経験を持つ人。彼の言葉には、心に傷を負って苦しんだ人間にしか語りえない真実がこもっている。
きみを傷つける人間は、ほとんどの場合、他の誰かから傷つけられた過去がある。憎しみは、君自身をほろぼしてしまう。
本当の気持ちを吐き出して、すっきりしよう。周囲の人々に、心を閉ざさないようにしよう。
失敗や挫折を繰り返しながらも希望を捨てずに生きてきた著者。
自力で生き抜くために1
人生はかけがえのないもの。ほんの一瞬で、あるいは、たったいちどの出来事で人生が一変するということを、けっして忘れるな。
自分にとってほんとうに大切なものを、いつも心にとめておこう。
自力で生き抜くために2
問題解決の先送りは、君の中に眠る能力をうばってしまう。
大人になるにつれて、対処しなければならない問題が増えるという事実は、変えようがない。
過去において、どんなに苦しくつらい体験をしたとしても、それにふりまわされるな。
注意深くものを考える習慣をつけよう。
周囲の人々に、心を閉ざさないようにしよう。
自力で生き抜くために3
解決を先延ばしにすればするほど、事態は深刻になっていく。
やる気をそぐようなひどい言葉を浴びせられたら、それを鵜呑みにする前に、相手がどうしてそんなことをいうのか原因を見極めよう!
自分自身が他人のことも大切にしない人たちに対して、ごきげんうかがいをしてはならない。
自力で生き抜くために4
恐怖を感じるのは、悪いことじゃない。
自分だけは大丈夫と思い込む人に限って、泥沼にはまる。
ほんのちょっとの用心深さが、危険を君から遠ざける。
自力で生き抜くために5
他人は何もしてくれない、君のためになにかできるのは君だけだ。
人生はあっというまに過ぎていく。年をとって頑張りが利かなくなる前に、確固とした基板を築くようにしよう。
乗り越えられない障害など存在しない。目標に照準をあて、上を目指そうとするだけで夢は叶う。
自力で生き抜くために6
君の運命を決めるのは、君自身だ。
プレッシャーを感じたら、ちょっとリラックスして頭をクリアにしよう。そうすれば、自分にとって正しい決断ができるはずだ。
自力で生き抜くために7
何もかもがうまくいかなくなって、へこたれそうになったときは、誰にでもこういうときがあるのだ、と思うようにしよう。
モヤモヤを溜め込んではいけない。声に出して全て吐き出して心のガラクタを全て捨ててしまおう。
自力で生き抜くために8
憎しみに心をおかされた人は、全てを憎むようになる。ついには、自分自身さえも。
憎しみはガン細胞と同じで、触れたものをすべてほろぼしてしまう。
許すというのは、忘れるということではない。許しは過去の呪縛を断つだけではなく、大人の視点を与えてくれる。それによって君は前進できるのだ。
自力で生き抜くために9
人生において苦痛は一時的なものだが、あきらめてしまったツケは一生ついてまわる!
これまでにむずかしい事態を乗り切ってきたのならば、どんなことでもきっとやりとげられるはずだ。
何があろうと、自分ならできるという信念を持ち続けよう。
自力で生き抜くために10
計画がシンプルであればあるほど、達成しやすいということを覚えておこう。
必要ならば助言を求めよう、ただし、最終的にたよりになるのは自分自身だということを忘れずに。
人生の岐路 どっちを選ぶ??
1.現実からめをそむけ、言い訳をならべたてることで、やましい気持ちにフタをして、僕の母のようにみじめな人生を送った無数のひとたちと同様に、負け犬として行きる。
2.トラブルからなにかを学び、自分の足を引っ張る生涯を払いのけ、前向きに対処をして、、、さらに前進する。
空が暗ければ暗いほど、星は明るく輝いてみえる。byリチャード・ポール・エヴァンス
将来なにがあろうとも、自分は価値のある人間だということを忘れないようにしよう。
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